8月/陽炎のゆらぎ

今月の暦と季節のめぐり

8月は、二十四節気の第13番目「立秋」から始まります。

とはいえ、立秋は名ばかりで、太陽は容赦なく照りつけ、陽炎が立ちのぼる真夏の道。ゆらぐ空気に、すべてのものが溶けていくようです。

この時期は、残暑を乗り越え、秋の運気を迎えるための切り替え期間」。
火のエネルギー(夏の勢い)を和らげるために、水辺の散策や白・藍・薄紫といった涼色を生活に取り入れると良いでしょう。
また、立秋以降は「残暑見舞い」を送り、心の切り替えを意識することが開運のきっかけになります。

◆ 七十二候の移ろい(8月)

立秋(8月7日〜8月21日頃)

初候:涼風至(すずかぜいたる)(8/7~11頃)
→ 暑い中にも、秋の風がほんの少し混ざり始める。

次候:寒蝉鳴(ひぐらしなく)(8/12~16頃)
→ ヒグラシの涼しげな鳴き声が秋の気配を告げる。

末候:蒙霧升降(ふかききりまとう)(8/17~21頃)
→ 早朝に深い霧が立ち込める頃。

処暑(8月22日〜9月6日頃)

初候:綿柎開(わたのはなしべひらく)(8/22~26頃
→ 綿の実が開き始める。

次候:天地始粛(てんちはじめてさむし)(8/27~31頃)
→ 暑さが少し落ち着き、天地が静かに澄んでいく。

末候:禾乃登(こくものすなわちみのる)(9/1~6頃)
→ 稲の穂が実り、収穫の兆しが見える頃。

8月は「涼風至(すずかぜいたる)」から始まり、やがて「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」、そして「蒙霧升降(ふかききりまとう)」へと移ろっていきます。

数年前までは、夏の中に確かに訪れる秋の気配を、この小さな季節の変化から感じ取ることができていたのですね。今年はまだまだ、陽炎ゆらぐ日々が続きそうです。

◆ 暮らしのヒント

朝の涼しさを活かす
早朝は「陽炎」が立たない澄んだ空気。散歩や窓辺の風通しを朝に集中すると、体調も運気も整いやすい。

お盆のお供えは旬の彩り
スイカ・枝豆・ナスなど旬の食材を供えると、季節の力とご先祖の加護をいただける。

流星群は願いごとのベストタイミング
ペルセウス座流星群(8/12〜13)は、1時間に数十個の流れ星が見えるピーク。願い事を心に刻んで星に託してみて。

夏の疲れをリセットする食卓
枝豆のたんぱく質、ナスのカリウム、スイカのリコピンは夏バテ解消の三種の神器。冷やし過ぎは禁物、温かい味噌汁を添えると◎。

◆ 運のめぐりと願いごと

まだまだ暑い日が続くとも、夏の「火の気」がピークを越え、秋の「収穫の気」が少しずつ流れ込む時期です。
運気の変わり目は、7月にも書きましたが手放しと感謝が開運のカギとなります。
お盆でご先祖さまに感謝し、夏に溜めた疲れや不要な感情を水に流すイメージを持ちましょう。

夜空の流れ星は、願い事を天に届ける特別なチャンス。
涼しい夜風に当たりながら星を眺め、静かに「叶った未来」を心に描いてみてください。

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