お渡しした命式の日柱に通変星がないのに気づきましたか?

なぜないのかというお話。まあ、あまり重要な話でもない上に、ちょっと難しいので、疑問に思った方だけ読んでみてください。
四柱推命において、日柱の干支(特に日干、つまり「日主」)には通常、通変星が記載されない理由は、日干がその人自身を表すためです。
つまり・・・・・・
- 日干は「本人自身」を示す
- 四柱推命では、年柱・月柱・日柱・時柱の4つの柱がありますが、特に日干(天干)は「命主」、つまりその人自身を象徴します。
- 他の柱(年・月・時)はその人の環境や周囲の影響を表すのに対し、日干はその人の本質を示すため、そこに通変星を当てはめることはしません。
- 四柱推命では、年柱・月柱・日柱・時柱の4つの柱がありますが、特に日干(天干)は「命主」、つまりその人自身を象徴します。
- 通変星は「日干」と他の干の関係から決まるからです
- 通変星(比肩、劫財、食神、傷官、偏財、正財、偏官、正官、偏印、印綬)は、日干と他の天干(年干・月干・時干)や地支の蔵干との関係によって決まります。
- つまり、通変星は日干を基準にした「相対的な関係」で決まるので、基準となる日干自体には通変星をつける必要がないのです。
- 日柱の地支には蔵干があり、そこに通変星がつく
- 日柱の地支(つまり日支)には蔵干があり、そこに対して通変星が付与されます。
- たとえば、日干が「甲(木)」で、日支が「午(火)」の場合、午の蔵干に「丁(火)」が含まれるため、「印綬」といった通変星が割り当てられます。
日干は本人自身を示す基準点であり、他の柱との関係性を測るための中心になるため、日柱の天干には通変星が付けられないのです。ただし、日柱の地支の蔵干には通変星がつくので、日柱が通変星と無関係なわけではありません。
この仕組みを理解すると、四柱推命の解釈がより深まります!
蔵干(ぞうかん)とは?
四柱推命における蔵干とは、地支(十二支)の中に隠されている天干のことを指します。簡単に言えば、十二支の中には特定の天干が「蔵されている(隠されている)」と考えられており、それを「蔵干」と呼びます。
蔵干の基本的な考え方
- 地支(十二支)は天干を内包している
- 例えば、「寅(とら)」の地支には「甲・丙・戊」の3つの天干が含まれています。
- これは、寅が持っているエネルギーが「木(甲)」を主体として、「火(丙)」と「土(戊)」を補助的に持っていることを示します。
- 日柱の地支の蔵干が、本人の性格や運勢に大きく影響する
- 特に日柱の蔵干は「配偶者運」や「内面の性格」を表す重要な要素とされます。
- 例えば、日柱の地支が「午(うま)」で、午の蔵干が「丁(火)」の場合、その人は「印綬(知的で安定志向)」の性質を持つと判断できます。
- 蔵干によって通変星が決まる
- 通変星(比肩、食神、正官など)は、日干と蔵干の関係から割り出されます。
- たとえば、日干が「甲(木)」で、日支が「午(火)」のとき、午の蔵干は「丁(火)」なので、「印綬(木生火)」の通変星がつくことになります。
蔵干を使うメリット
- 隠れた個性や内面の気質を読み取れる
- 日柱の蔵干は、表に出にくいが重要な性格や運勢を示します。
- 結婚運や対人関係のヒントを得られる
- 特に日柱の地支(配偶者宮)の蔵干は、結婚相手のタイプや相性を考える際に重要です。
- 運気の流れを深く分析できる
- 蔵干は、大運(10年ごとの運勢)や流年(1年ごとの運勢)との関係を見る際にも使われます。
まとめ
- 蔵干とは、地支に内包されている天干のこと。
- 日柱の蔵干は、特に本人の内面や結婚運に影響する。
- 蔵干から通変星を割り出し、より詳細な四柱推命の分析が可能。
蔵干(ぞうかん)とは?
四柱推命における蔵干とは、地支(十二支)の中に隠されている天干のことを指します。簡単に言えば、十二支の中には特定の天干が「蔵されている(隠されている)」と考えられており、それを「蔵干」と呼びます。
蔵干の基本的な考え方
- 地支(十二支)は天干を内包している
- 例えば、「寅(とら)」の地支には「甲・丙・戊」の3つの天干が含まれています。
- これは、寅が持っているエネルギーが「木(甲)」を主体として、「火(丙)」と「土(戊)」を補助的に持っていることを示します。
- 日柱の地支の蔵干が、本人の性格や運勢に大きく影響する
- 特に日柱の蔵干は「配偶者運」や「内面の性格」を表す重要な要素とされます。
- 例えば、日柱の地支が「午(うま)」で、午の蔵干が「丁(火)」の場合、その人は「印綬(知的で安定志向)」の性質を持つと判断できます。
- 蔵干によって通変星が決まる
- 通変星(比肩、食神、正官など)は、日干と蔵干の関係から割り出されます。
- たとえば、日干が「甲(木)」で、日支が「午(火)」のとき、午の蔵干は「丁(火)」なので、「印綬(木生火)」の通変星がつくことになります。
蔵干の一覧
以下に、各地支に含まれる蔵干をまとめました。
地支 | 主となる蔵干 | 副蔵干1 | 副蔵干2 |
---|---|---|---|
子(水) | 癸(水) | – | – |
丑(土) | 己(土) | 癸(水) | 辛(金) |
寅(木) | 甲(木) | 丙(火) | 戊(土) |
卯(木) | 乙(木) | – | – |
辰(土) | 戊(土) | 乙(木) | 癸(水) |
巳(火) | 丙(火) | 庚(金) | 戊(土) |
午(火) | 丁(火) | 己(土) | – |
未(土) | 己(土) | 丁(火) | 乙(木) |
申(金) | 庚(金) | 壬(水) | 戊(土) |
酉(金) | 辛(金) | – | – |
戌(土) | 戊(土) | 辛(金) | 丁(火) |
亥(水) | 壬(水) | 甲(木) | – |